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情報処理技術者試験対策「コアコンピタンス」

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今回はコアコンピタンスについてです。
これは概念と言うよりも用語に近いのですが、差別化を考える上での超重要キーワードになります。
企業戦略や新規事業を考える機会があれば実務で当たり前のように使いますし、試験にも出ることがあります。
 
コアコンピタンスとは、「競合他社を圧倒的に上まわるレベルの能力」「競合他社に真似できない核となる能力」のことを指します。
コアコンピタンスとなる能力を活かした戦略を採ることで、他者に対する差別化が可能になります。
差別化という意味ではこれまで説明した「ポーターの3つの基本戦略」「コトラーの競争戦略」「バリューチェーン」とも関わってきますし、今後執筆予定の「アマゾフの成長マトリクス」を理解する上で助けになる概念になります。
 
トップシェアの企業であればコアコンピタンスはわかりやすいのですが、そうでない企業は自社のコアコンピタンスは何か、コアコンピタンスをどう育て維持するのか、を真剣に考える必要があります。
これといったコアコンピタンスが存在しない企業は、他者との差別化ができず、大企業が入りこめない小さい市場に留まる、採算ギリギリの低価格化を強いられる、といった苦しい状況に追い込まれます。
 
日本のハンバーガー業界では、3番手以降の企業(マクドナルドやモスバーガー以外の企業)は生産設備やプロセスの規模面で1・2番手に勝つことができないため、コアコンピタンスを確立させにくい厳しい状況にあります。
各社差別化を図るべく、独自性のある商品を次々と発表していますが、泡沫的な商品が少なくなく、仮にヒット商品が出たとしても模倣される可能性があるため、独自性のある商品だけでは厳しいものがあります。
この点で言うと、ドムドムハンバーガーコアコンピタンスを確立している稀有な企業であると言えるかもしれません。
かつてダイエーを利用していた層にとっては思い出補正のあるチェーン店であるため、その思い出補正が1・2番手の企業にはないコアコンピタンスとなり得ます。