今回は、混同しやすい性能指標に関する3つの用語を説明します。
情報処理技術者試験の午前試験で問われることがありますし、実務でも混同すると意思疎通がうまくいかなくなる可能性があります。
【レスポンスタイムとターンアラウンドタイム】
・レスポンスタイム
入力装置からの入力が完了してから、
出力装置への出力が開始されるまでの時間。
・ターンアラウンドタイム
入力装置からの入力が完了してから、
出力装置への出力が終了するまでの時間。
Webシステムの例を挙げると、以下のようになります。
【スループット】
「スループット」とは、単位時間当たりのジョブの処理件数のことです。
システム全体の処理性能を表す用語であり、CPU性能やプログラムロジックといったコンピュータ面の性能のみでなく、オペレータの作業といった運用面も考慮されます。
---------------------
目次