技術とか戦略とか

IT技術者が技術や戦略について書くブログです。

2020-12-01から1ヶ月間の記事一覧

java:例外発生後に例外のメッセージを書き変える

例外オブジェクトにはメッセージが格納されており、getMessage()メソッドでそのメッセージを取得することができます。しかし、このメッセージはコンストラクタでのみ設定可能であり、メッセージを後で変更するメソッドは用意されていないため、例外クラスに…

ゴンペルツ曲線(信頼度成長曲線)とは

ゴンペルツ曲線(信頼度成長曲線)とは、テストで発見されるバグ数をグラフにしたものです。横軸に時間、縦軸に累積バグ数をとる場合、下記のようなグラフになります。 テストを開始した直後は、テスト手順が確立していないため、バグはなかなか見つかりませ…

java:引数で渡した参照型変数をメソッド内で変更する書き方について

参照型変数を引数としてメソッドに渡し、呼び出し先のメソッドの中でその参照型変数に変更を入れた場合、呼び出し元でもその変更内容を参照することができます。ソースコードで言うと、以下のような形で呼び出し元に影響を与えることができます。(isDisplay…

Excel:ピボットテーブルの使い道と作り方(テストデータ付き)

ピボットテーブルとは、集計作業を行う機能のことです。自力で集計用の表を作成して関数を書くことでも集計作業は可能ですが、ピボットテーブルを用いればマウス操作だけで簡単に集計作業を行うことができます。 今回は、試しにピボットテーブルで架空の体力…

障害の発生原因の切り分けのポイント

テストや本番運用で障害が発生した場合、既知の障害等で原因が明らかな場合を除き、対応のために原因を調査する必要があります。原因を調査する上ではどこに原因があるのかの切り分けが必要になります。以下では、切り分け作業を行う上でのポイントを順を追…

java:例外を先に生成して後でthrowする

多くのソースコードでは、例外を発生させると同時にthrowしています。しかし、例外クラスもクラスの一つであり、newするとオブジェクトが生成されますので、先に例外クラスのオブジェクトを生成し、オブジェクトとしてやりとりした後、後でthrowすることが可…

テーブル結合のキーはテーブル間で同一の値を用いること

SQL

当たり前のことなのですが、テーブル結合の際には、結合に必要なキーはテーブル間で同一の値を用いて、結び付けができるようにする必要があります。プログラムでキーとなる値を順次生成する場合、テーブルへのinsertの際にテーブル毎に別々の値を生成してし…

テーブル結合でキー指定が不足すると意図せず直積結合になってしまう

SQL

タイトルの通りです。SQLでテーブル結合する際にありがちなミスの一つだと思うので、情報展開します。 ---------------------- 例えば、以下のようなテーブルがあるとします。 ・社員マスタテーブルcreate table employee_master(company_id CHAR(3) NOT NUL…