技術とか戦略とか

SIerで証券レガシーシステムを8年いじってからSESに転職した業務系エンジニアによる技術ブログ。

SE仕事術

新たな状態が発生する修正は影響が大きい

既存のシステムの機能拡張の見積もりを行う際、その機能強化による影響の大きさを正しく把握する必要が肝要です。影響の大きさを把握する上で、もし新たなデータの状態が発生するような修正をするのであれば、その修正の影響が思いの他大きくなることを警戒…

作業を上手く依頼するコツ

何かしらの作業を行う際、自分一人で作業するとなると、どうしても時間的・能力的に限界がありますし、得意不得意もあります。一方、手が空いている人や、比較的重要ではない作業をしている人が周囲にいることも少なくありません。このような場合、自分が持…

問題は分割して考えるべき

一般的に、何かの問題を解決したい場合は、解決する道筋を考えて、問題を分割しようとするべきです。そうすることで、・やるべきことが明確になる・わからない所が出てきた時に調べやすくなる・作業分担ができるようになるといったメリットがあります。 これ…

効率的な会議の進め方

仕事を進める上で会議は欠かせません。 例えば、以下の目的で会議を行います。・管理表やチケットで管理されたタスクの棚卸・要件や作業状況等のヒアリング・問題に対する対応案の検討・成果物に対するレビュー 会議を上手く運営すると仕事はスムーズに進み…

相手の拘りに合わせて柔軟に計画を変更する

計画を策定する場合、自分に最終的な決定権がないという状況が往々にして起こり得ます。具体的には、取引先や上司、先輩、プロパーの決定に従わざるを得ない、ということは少なくありません。 このような場合、自分が推す案に拘り、無理に押し通そうとするの…

ディベートから学ぶ案の検討の方法

仕事をする上では、システムの計画や設計等で案を検討することがあります。検討する際に、ディベートの考え方を用いると、肯定・否定に偏ることなく案を検討しやすくなります。 この記事では、案を検討する上で参考になるディベートの考え方を簡単に説明した…

最強の主張は相手の論理に乗っかった主張である

交渉や議論の場で、相手の主張に対して自分の主張を通したい場面があるとします。この場合、最強の主張は、相手の論理に乗っかった形で展開される主張です。 相手は、何かしらの主張を行う際に、論理を積上げます。その論理の中で何かしらの問題点があれば相…

クリティカルパスとは

この記事は、以前に投稿した下記の記事の焼き直しです。 情報処理技術者試験対策「クリティカルパス」https://akira2kun.hatenablog.com/entry/2018/07/08/184908 ---- この記事では、クリティカルパスの説明とその重要さを説明していきます。 【クリティカ…

IT業界におけるメンタルヘルス対策

IT業界は、メンタルヘルス不調が出やすい業界であると言われます。メンタルヘルス不調者が出てしまうと事業に悪影響がありますし、何より心情的に心が痛むものがあります。 この記事では、IT業界の特殊な背景と、IT業界でのメンタルヘルス対策について、簡単…

for文を書けない・使いこなせない方に向けて

for文は意外と理解が難しく、ここで躓いた経験がある人は決して少なくありません。for文の文法を理解していたとしても、for文を使うべき箇所で使えていないこともあります。 プログラムの基本は「順次」と「分岐」と「反復」ですが、for文は最後の「反復」に…

コーディング中のバグ対応の一般的な手順

コーディングにおいては、実行時に見つかる些細なバグの対応がつきものです。バグの対応を素早く行うことができれば、コーディングも早く行うことができるようになります。 今回の記事では、バグ対応の一般的な手順を説明しようと思います。手順を大まかに書…

PlantUMLの紹介

PlantUMLは、テキストからUMLの図を生成することができるツールです。UMLをPlantUMLで書くことで、Gitでの管理が容易になり、差分比較もできるようになる、というメリットがあります。 下記のページにアクセスするだけで、すぐに使うことができます。図の書…

「見積もり概論」パワポ公開

社内教育向けに見積もりの概論を説明するパワポを作成したため、公開します。https://1drv.ms/p/s!AivF3bzWXOzukWVXk5hscKYqkLkM

サブシステムとは

1つのシステムでは、様々な業務を実現しています。そして、場合によっては、業務毎でシステム内で別々のシステムに分かれていることがあり、この分かれているシステムのことを「サブシステム」と呼びます。 この記事では、サブシステムが生まれる理由や、サ…

試験工程管理の概論

SI業界では、開発に関する知識や経験が不十分なメンバーを試験工程の管理者として任命することが少なくありません。本来であれば、応用情報処理技術者試験(最低でも基本情報処理技術者試験)に相当する知識、及びその知識を実務で使った経験を備えた者を管…

保守作業をスピードアップする方法のまとめ

システム保守の作業では、通常のシステム開発の他に、システム・データの調査依頼や、データの抽出・補正の作業依頼等、様々な作業が行われます。これらの作業は不定期に、時に大量に依頼されるため、作業のスピードアップが重要になります。 この記事では、…

ソースコードの重複の排除を関数で学ぶ

「ソースコードから重複を排除して保守性を高める」という考え方は、実務で良いコードを書く上で重要な考え方です。この考え方が身に付かない内はオブジェクト指向の理解も不十分になるのですが、いきなりオブジェクト指向から入るとこの考え方の重要性がわ…

オブジェクト指向を利用する本当の理由

オブジェクト指向を利用する理由として、プログラミングの入門書には「オブジェクト指向を用いると、現実世界をプログラミングでそのまま表現できる」という意のことが書いてあることが多いです。その例として、・犬に「ワン」と鳴かせ、猫に「ニャーン」と…

二重サブミットのテストにはクリック連打ツールを用いる

Webシステムでは、同一のサブミット(リクエスト)が二重送信されることによる障害が起こり得ます。二重サブミットが発生する原因としては、以下の3つが挙げられます。①サブミットボタンを連打する②ブラウザの戻るボタンで遷移元の画面に戻り、再度サブミッ…

実装では極力要件通りに条件指定をするべきである

表題の通りですが、実装では極力要件通りに条件指定をするべきです。従属的に求まる条件で代用できるとしても、その条件は原則として指定するべきではありません。 具体的に何が言いたいのか、なぜそう言えるのか、ということについて、以下で具体例を挙げて…

設計書のメンテナンスのあるべき姿

設計書は、システム概要を指し示すために必要なドキュメントです。設計書があれば、実装を知らない立場の人(例えば要件定義担当や上位の設計者)との意思疎通がスムーズになりますし、開発者を新たに向かい入れる時にも実装の内容をスムーズに理解してもら…

高度な技術が最適解とは限らない

AIや難しいアルゴリズムに憧れる人は少なくないと思いますが、そのような高度は技術が常に最適解であるとは限りません。高度ではない技術には、以下のようなメリットがあります。・人間が結果を予想しやすい・保守が容易である 一言で言うと、「扱いやすい」…

文字コードの入門

この記事では、文字コードに関する初歩的な内容について簡単に書きます。 1.文字コードという概念とコード体系コンピューターで取り扱う文字には、それぞれコードが割り振られています。コードは1~4バイトの情報として取り扱われ、1バイトの文字は1バイト…

「新たな導線の追加」という現行踏襲案件

要件が「現行踏襲」である案件の代表的なリスクとして、「現行の仕様を調査してその仕様に合わせる工数が過小評価されやすい」というリスクがあります。そして、要件が「新たな導線を追加する」である案件は、一見現行踏襲でないように見えて、実際は現行踏…

例外ケースは処理の始めに除外する

プログラムで何かしらの処理を記述する場合、本当に実装したい処理(本処理)に入る前に、例外ケースを除外するテクニックがあります。このように記述することで、本処理では例外ケースを考えずに済むため処理内容を考えやすくなりますし、例外ケースの場合…

処理時間はデータ量に比例するとは限らない

処理時間(計算量)はデータ量に比例するとは限りません。例えば、データ量が10倍になったからと言って、処理時間も10倍になるとは限りません。 処理時間が何倍になるかは、アルゴリズムにより決まります。アルゴリズム次第では、データ量が10倍になった時に…

Excelファイルを設定変更無しで読み取り専用で開く方法

エクスプローラー上でファイルを右クリックし、「新規作成」を選ぶことで、表題のことを実現できます。 ファイルを誤更新したくない、しかしファイル設定を変えるのは面倒、という時に使えるテクニックです。

コーディング規約の重要性と無い場合の対処

ソースコードを書く上で、好みの書き方は個人によってある程度分かれてくると思います。例えば、if文で定数を右辺に書くか左辺に書くかは、人によって好みが分かれます。 ・右辺に書く例 if (value == 9) { ・左辺に書く例 if (9 == value) { 左辺に書く方法…

炎上プロジェクトへの人員追加のまずさと、正しい人員追加の方法

IT業界では、炎上プロジェクトへの人員追加は悪手とされ、遅れが更に拡大する結果になることが多いです。(一般的には、スコープ見直しやスケジュール延伸が良い手とされます) このことは「ブルックスの法則」として知られており、その法則では以下の理由に…

ソース管理のアンチパターン「リポジトリ内のソースが信頼されない」

この記事は「ソース管理ルールが信頼されないことによるデグレード例と対策(https://akira2kun.hatenablog.com/entry/2019/01/03/103732)」の焼き直しです。 ---- ソース管理を行う方法としては、今日ではGitベースのプラットフォーム(GitHub、Bitbucket…