SELECT文で取得した結果に対して、演算子を使うことで文字列結合や計算が可能です。
これを使うことで、プログラムで実装していたロジックをSQL文に組み込むことが可能になりますし、副問い合わせで使用すれば「抽出→抽出結果をプログラムで加工→加工した結果を用いて再度抽出」としていたものを1つのSQL文にまとめることもできます。
【文法】
- 文字列結合
演算子「||」を用いることで前後の文字列の結合が可能。
例えば、「商品名||'_特価品'」とすれば、商品名の取得結果の後ろに「_特価品」という文字列を追加し出力することができる。 - 計算
算術演算子(+,-,*,/,%)を用いることで取得結果の計算が可能。
例えば、「売値 * 0.8」とすれば、売値の取得結果について0.8をかけた値を出力することができる。
【対象テーブル例】
商品
+--------+--------+------+
| 商品ID | 商品名 | 価格 |
+--------+--------+------+
| 1 | 商品1 | 100 |
| 2 | 商品2 | 200 |
| 3 | 商品3 | 300 |
+--------+--------+------+
【取得例】
※ASは省略可能
SELECT 商品名||'_特価品' AS 特価商品名,
売値 * 0.8 AS 特価価格
FROM 商品
ORDER BY 商品ID;
↓
+----------------+----------+
| 特化商品名 | 特価価格 |
+----------------+----------+
| 商品1_特価品 | 80 |
| 商品2_特価品 | 160 |
| 商品3_特価品 | 240 |
+----------------+----------+
---------------------
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