技術とか戦略とか

SIerで証券レガシーシステムを8年いじってからSESに転職した業務系エンジニアによる技術ブログ。

シグナリングとスクリーニング

採用や販売などの事業活動を行う場合、特定の属性や価値観を持った人が自然に集まるようにした方が効率が良くなります。
そのためには、そのような人が自然と集まるように情報を発信することが有効です。このような情報発信を「シグナリング」と呼びます。
また、集まった人々の中から選別が必要な場合もあります。この選別のことを「スクリーニング」と呼びます。
 
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例えば、海外向けの事業を加速させるため、英語ができる人材を採用する必要があるとします。
この際、無策で採用活動をすると、英語ができる人材もできない人材も集まってしまい、その中から英語ができる人材を探す必要が出てきてしまい、採用活動が非効率になります。
 
そこで、「海外事業を強化予定! 英語人材求む!」のような形で情報発信(シグナリング)します。
そうすることで、英語ができない人材は応募をためらうようになり、逆に英語ができる人材が積極的に応募するようになります。
既に英語ができる人材が集まっているので、ここからの選別(スクリーニング)は楽になります。
 
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ただし、シグナリングとして発信した情報に対して、悪評が立つリスクはあります。
先の例だと、「英語人材を自社内の教育で育てるつもりはないのか」と言われてしまうかもしれません。
しかし、悪評が広まったとしても、情報発信者が望んでいる属性や価値観を持った人はその悪評に惑わされず、逆に情報発信者のことを知るきっかけになります。
そのため、悪評を恐れる必要はありません。
 
実際には英語人材を求めるぐらいでは悪評は立たないと思いますが、新規性がある情報発信を行うと悪評が立つのは常です。
新規性がある情報発信を行う際は、「悪名は無名に勝る」の精神で臨むことが肝要です。