技術とか戦略とか

証券レガシーシステムを8年いじってから転職した普通の文系SEによるブログ。技術のみではなく趣味の戦略考察についても。

基本情報処理技術者試験:COBOLの出題を廃止しPythonを出題すると発表

2020年春の基本情報処理技術者試験から出題内容に大きな変化があるので、お知らせします。
 
詳しくは下記の記事に書かれている通りですが、午後の選択問題について、COBOLの出題が廃止され、Pythonが新たに出題されるようになります。
 
COBOLの出題廃止、Python追加 基本情報技術者試験、「AI人材育成ニーズ踏まえ」 - ITmedia NEWS

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1901/24/news090.html#utm_source=news-mag&utm_campaign=20190130

 
これは、AI人材育成のニーズなどを踏まえた措置とのことです。
象徴的なのはCOBOL廃止Python出題ですが、午前問題も理数能力を問う問題(線形代数、確率・統計等)の出題比率が増え、午後問題も疑似言語や言語選択問題といったアルゴリズム系の問題に多く配点されるようになります。
 
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ここからは個人的な意見ですが、基本情報は応用情報の下位試験、という位置付けはもうやめた方が良いのでは…と思っています。
基本情報と応用情報では問われるものが異なります。基本情報は前述の通り技術的なものが主に問われ、現時点の試験でもアルゴリズム系の問題から逃げることができません。それに対して、応用情報は管理の知識や経営の知識も含めた総合的な知識を問われ、やろうと思えば午後試験でアルゴリズム系の問題から逃げることもできます。
前職(元請け)だと、基本情報は2回も3回も落ちて結局合格できなかったが、応用情報を受けたら1発で合格した、という人が一定数いました。2020年春以降は、この傾向がより強くなると思います。
個人的には、レベル1にITパスポート(入門者・非IT業界向け)、レベル2に基本情報(技術者向け)と応用情報(管理者・経営者向け)、レベル3に各スペシャリスト試験、とした方が実態に近いと思います。
ついでに言うと、基本情報での表計算の出題もやめた方が良い(むしろ応用情報の選択問題で出題するべき)と思っています。正直、表計算は技術が苦手な人の逃げ道になってる感があるので…。
 
ちなみに、私は2008年秋の基本情報に合格しています。
初級シスアドと統合する前(表計算が追加される前)なので、ある程度はアルゴリズムの問題を乗り越えて合格しているのですが…それでも2020年春の基本情報を受けたとしたら100%合格する自信はありません。
これを機に、私も基本情報の勉強をし直すかもしれません。
基本情報で問われる言語選択問題は全て解けるようにしておきたいという謎のこだわりはありますし、基本情報が受からなくて悩んでいる後輩は少なくないので上手く指導できるようにするという意味でも役に立つと思うので。
いくら技術が苦手な文系SEと言っても、「他の人の技術的な話についていける」「新しいことをやれと言われてもゼロからのスタートにはならない」「問題が発生した時に技術的な解決策を提案できる(旗振りができる)」ぐらいの技術レベルは維持したいです。実際、これぐらいの技術レベルはないと、上流工程担当者・リーダー・管理者といった立場で仕事をする時にすら支障が出ますし。