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今回は、経営戦略手法のSWOT分析について書きます。
実務では新規事業の提案で使ったことがあります。
情報処理技術者でも時々出題されることがあります。
経営戦略は趣味なのでしばらくこの手の記事が続くかもしれません。すみません。
SWOT分析とは、企業戦略を定めるために、内部要因(自社)の強み(Strength)・弱み(Weakness)と外部要因(市場)の機会(Opportunity)・脅威(Threaten)を表に書き出す手法です。
例えば、以下のような形で書き出します。
この例を用いて戦略を考えると、「癒しを求める人に対して優しく接する。ただしペットやカウンセラーとは差別化する。」といった戦略が有効になると思われます。
しかし、実務では、SWOT分析を用いさえすれば有効な戦略を導き出せるという単純なものでは決してありません。
ここからは私見ですが、SWOT分析を用いるにあたっては、下記の2点の問題をクリアする必要があると思っています。
- SWOTを正しく列挙する
そもそもSWOTを正しく把握できなければ、そこから導き出される戦略も正しいものではなくなる。 - 表中に書かれたSWOTから最適な戦略を組み立てる
SWOTから最適な戦略を導き出すまでのプロセスが明示されていないため、SWOTを正しく列挙できていたとしても正しい戦略を導き出せるかはわからない。
以上の問題点をクリアするために他の思考フレームワークを組み合わせる必要があると思っていますし、それでも足りない所はKKD(勘と経験と度胸)に頼らざるを得ないと思っています。
個人的には、自社が置かれている状況をわかりやすく整理し他者と共有しやすくするために使っているという感覚です。