技術とか戦略とか

SIerで証券レガシーシステムを8年いじってからSESに転職した普通の文系SEによる技術ブログ。

Google翻訳を利用した英文コミュニケーション

国内で開発作業に従事している場合でも、国外の技術者とのやりとりが必要になるケースがあります。
特に理系大卒の技術者は英語力に自信が無い場合が多い(理系大卒の新卒時点でのTOEICの平均スコアは400点台)のですが、現在はGoogle翻訳という文明の利器があります。
高校の基礎レベルの文法を理解していれば、Google翻訳を使いつつチャットでのコミュニケーションを成り立たせることができます。
 
通訳を通してコミュニケーションを取るでも良いのですが、通訳を通すとどうしてもスピード感が失われたり認識相違が発生しやすくなったりするので、可能な限り直接やりとりするのが望ましいです。
 
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googleで「日本語 英語」と検索すれば、以下のようにGoogle翻訳の画面を表示することができます。

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多くの場合、Google翻訳は日本語を英語に正しく翻訳してくれるのですが、入力する日本語を工夫したり翻訳結果を手直したりした方が望ましい場合があります。
具体的には、以下のような場合に注意する必要があります。
(ここで挙げる以外にも、稀に文法的に誤った翻訳が出力される場合があります。その場合は、翻訳結果を自分で修正する必要があります。)
 
1.主語が省略される場合
日本語は主語が省略される場合が少なくないのですが、英語の場合は原則として主語を省略しません。
そのため、主語のない日本語をGoogle翻訳にかけると、主語が補われます。
 
例えば、
「今日は18:00にリリース作業を行う予定です。」

「We are planning to release it at 18:00 today.」
と翻訳されます。
 
しかし、話の前後で、「We are」(私たち)ではなく「I am」(私)が正しい場合があります。その場合は自分で翻訳結果を修正する必要があります。
また、日本語を入力する時点で主語を省略しないという手段も有効で、例えば
「私は今日は18:00にリリース作業を行う予定です。」
であれば
「I plan to release it at 18:00 today.」
という翻訳になります。
 
2.1文1文で表現を統一したい場合
同じ意味の文章でも、1文1文で異なる表現を用いて翻訳される場合があります。
文章の前後で表現に一貫性を持たせるために、同じ意味の文章なのであれば同じ表現を用いるように翻訳結果を修正した方が、認識相違は少なくなるでしょう。
 
例えば、
「私達は1つのサーバーが止まるケースを対策しなければなりません。私達はトラフィック過多の対策も必要です。」

「We have to deal with the case where one server goes down. We also need measures against excessive traffic.」
と翻訳されます。
 
「対策」という言葉が「deal with」と「measures against」と異なる表現で翻訳されているので、どちらかの表現に統一した方が良いでしょう。
また、日本語を入力する時点で使ってほしい表現を英語で指定する方法もあり、例えば
「私達は1つのサーバーが止まるケースを対策しなければなりません。私達はトラフィック過多をdeal withするのも必要です。」
であれば
「We have to deal with the case where one server goes down. We also need to deal with over-traffic.」
と翻訳されます。
 
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一方、英語から日本語に翻訳する場合は、不自然であったり意味が通じなかったりする翻訳結果になることが少なくないように思います。
 
団体から出している正式な文章であれば問題無いのですが、チャットでやりとりする文章では、くだけた表現が使われたり、文法的に正確ではない表現が使われたりすることがります。
例えば、これは私の趣味(対戦ゲーム)で外国人のプレイヤーとやりとりしている中で実際に使われた文章なのですが、
「I played badly I'll probably lose this one」

「私はひどく遊んだ私はおそらくこれを失うでしょう」
と翻訳されました。
これは「私は悪手を打った。私は恐らくこのゲームで負けるだろう。」と翻訳するのが正しいのですが、ピリオドで文が区切られていないため、また「this one」を正しく翻訳することが難しいため、このような翻訳結果となってしまっています。
ある程度の読解力がないとこのようなケースに対応できないこともあるのですが、技術者の場合は英語のエラーメッセージを読んだり海外のドキュメントを読んだりせざるを得ないことが多いので、実務に従事し続けていれば自然に読解力は身につくと思います。
 
その他、専門用語が出てくる場合や、略語(スラング)が使われる場合(「asap」のようなビジネスで使い古されている表現なら対応できますが、そうではない場合は対応できない場合が多い)は、Google翻訳では対応が難しいです。
この場合は、わからない表現だけWebで調べたり、言葉の意味をチャットで質問したりすると良いでしょう。