技術とか戦略とか

SIerで証券レガシーシステムを8年いじってからSESに転職した普通の文系SEによる技術ブログ。

フィボナッチ数列と見積もりへの応用

フィボナッチ数列とは、
0,1,…
から始まる数列であり、左の2項を足し合わせた数が続く数列のことです。
続きを書くと、
0,1,1,2,3,5,8,13,21,34,55…
となります。
 
フィボナッチ数列は、「ストーリーポイント」と呼ばれる見積もり手法で用いられる数字です。
ストーリーポイントとは、開発対象の機能の規模の大きさを相対的で直感的な数字で表す手法です。
例えば、「○○機能の開発規模が1なら、××機能の開発規模は3である」といった形で使われます。
この見積もり手法はおおよその規模を素早く見積もることができるという特徴があり、アジャイル開発と相性が良いです。
 
素早く見積もるためには些末な議論に終始することを防ぐ必要がありますが、そこでフィボナッチ数列が役に立ちます。
フィボナッチ数列は程よく離散しているため、規模の大きさをフィボナッチ数列で表現することで「規模の大きさは4なのか5なのか」といった些末な議論に陥ることを未然に防止することができます。
 
なお、ストーリーポイントを応用した見積もり手法として、「プランニングポーカー」と呼ばれる手法もあります。
この手法は、チームの開発者がそれぞれストーリーポイントを出し合い、なぜその規模で見積もったのかをチーム間で意見を出し合う、という手法です。
意見を出し合うことで見落としに気付きやすくなるという特徴があり、気軽に意見を出し合えるというのは見積もり作業の負荷が少ないストーリーポイントならではです。