技術とか戦略とか

IT技術者が技術や戦略について書くブログです。

アクセス履歴を見て思ったこと

少し生々しい話になるのですが、当ブログのアクセス履歴を見て気付いたことなど。
途中から話が飛躍するのは仕様なので気にしないでください。
 
ブログを始めた当初は1日あたり10PVも行かなかったのですが、ある記事を書いた後にアクセス数が伸び初め、今は1日あたり30PVを超えるようになりました。
そのある記事とは、「Windows上にopensource COBOLの環境を構築してみた」という記事です。
 
実際、Windows上にCOBOLの開発環境を作ろうと思うと大変です。
そもそも参考になるページを見つけるのが大変です。諦めているページもありました。
参考になるページを見つけたとしてもエラーにぶち当たるのはザラで、都度自力で調べながら進める必要があります。
今回の記事は、最も参考になるページを紹介し、足りない所を補足するという形で作成しました。
多くのことは紹介先のページに書いてあるため私が書いた所は僅かなのですが、そのような記事でも誰かの参考になっているのなら幸いです。
 
また、アクセス先のページとしては、COBOL環境構築の記事以外も満遍なくアクセスされている感じでした。
強いて傾向を言うなら、COBOLの記事はどの記事もアクセスされているというのはありました。
実際、COBOLの情報は少ないので、調べものをする時に困ったりします。
学習する際も、経験者が近くにいなければどこから手を付けたらよいかわからないかもしれません。
 
COBOLは信頼性が求められる金融業界を中心に、今でも使われている言語です。
近年では「メインフレーム環境をオープン化した」「COBOLを一掃した」といったかっこよいニュースをよく耳にしますが、実態としてはCOBOLやJCLで書かれたコードをエミュレートして動かしていたり、言語こそ最新の言語でも中身のロジックはまんまCOBOL&JCLだったりします。
(移行時のリスクや開発者のスキルチェンジの問題を考慮してそのような形になっているものと思われます)
しかし、COBOLは今でも使われる言語でありながら、これまで挙げてきたように学習する環境が整っていないという問題があります。
この問題を克服することができれば、会社や私自身の強みになるのでは、と思いました。
 
COBOLを強みにするなら、金融業界の業務知識を一緒に身に付けるのも一つの手です。
現に、金融業界での経験や業務知識を強み(コアコンピタンス)として前面に押し出し、良い条件の仕事を取ってくる企業は珍しくありません。
小さいIT企業を成長させる一つの方向性としてはアリなのではないかなと思っています。