技術とか戦略とか

SIerで証券レガシーシステムを8年いじってからSESに転職した業務系エンジニアによる技術ブログ。

人間は学び始めの時に自信過剰に陥りやすい

表題の通り、人間には、学び始めの時に自信過剰に陥りやすい、という特徴があります。
一般的に、ある分野について学び始めた時は自信過剰になり、更に学ぶとその分野の知見の深遠さに気付き自信がなくなる、そしてそれ以降は徐々に自信がついていく、という経過をたどります。
 
これは心理学の用語で「ダニング=クルーガー効果」と呼ばれます。
知識・経験の程度と自信の高低については、以下の表が分かりやすいでしょう。

 
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IT分野においては、IPAの高度情報処理技術者試験ネットワークスペシャリスト試験、データベーススペシャリスト試験等の総称)を若手の内に合格して自信過剰になる、というのが分かりやすい例でしょう。
 
高度情報処理技術者試験は確かに各々の分野の最高峰とされる資格ですが、実際にはこの資格に合格するだけでは以下の知見を身につけることはできません。
・製品固有の知見
・最新の知見
・現場固有の知見やアドホックなテクニック
 
高度情報処理技術者試験に合格するとその分野については極めたと感じて自信過剰になってしまいがちですが、実務経験が伴っていないと上記のような知見が抜けてしまいがちなため、「各々の分野のスペシャリストになるための下地が身に付いた」というのが正しい理解です。
 
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自信過剰に陥ると、その分野に精通している人物から実力を低く見られてしまうので注意が必要です。
例えば、SESの面談の時に「○○はできますか」とスキルを確認する質問をされることがありますが、ここで自信満々に「できます!」と答えてしまうと、自信過剰である(実力的に未熟である)と見られてしまう可能性があります。
その分野についてある程度勉強していたとしても、自分が知らない知見があることを常に考えて、謙虚になるのが重要です。