技術とか戦略とか

SIerで証券レガシーシステムを8年いじってからSESに転職した業務系エンジニアによる技術ブログ。

開発現場における傍観者効果とそれを防ぐ方法

ITの開発現場で活用できる心理学の知見の紹介です。
今回紹介するのは「社会的手抜き」と、社会的手抜きの一つの具体例である「傍観者効果」です。
 
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社会的手抜きとは、集団で一つの作業を行う時に、各々の個人のパフォーマンスが一人で作業する時のパフォーマンスよりも悪くなるという事象を指す言葉です。
パフォーマンスが下がる理由については様々な説明がされていますが、「個々人のパフォーマンスが低下していることを責められない状況下で、他人のパフォーマンスに頼ってしまう」という点では共通と言えるでしょう。
 
社会的手抜きの説明については、WikiPediaの説明(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E7%9A%84%E6%89%8B%E6%8A%9C%E3%81%8D)が詳しいです。
 
傍観者効果とは、社会的手抜きと同じような理由により発生する事象の一つです。
ある作業の必要性が発生した時に、それを傍観する多くの人がいる場合に、皆が傍観してしまい誰もその作業をしなくなってしまうという事象です。
 
傍観者効果の説明についても、WikiPediaの説明(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%82%8D%E8%A6%B3%E8%80%85%E5%8A%B9%E6%9E%9C)が詳しいです。
 
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傍観者効果は、ITの開発現場でも起こり得る事象です。
 
例えば
・あるタスクが発生しても誰も手を付けようとしない
・メンバー全員にある質問をしても誰も回答してくれない
といった事象は、傍観者効果と言える事象です。
 
傍観者効果が発生しないようにするためには、一人一人の役割を明確にして、その役割を遂行したかどうかを確認するのが有効です。 
先の例で言うと、以下のように立ち振る舞うことが有効です。
・タスクを細分化し、期限を設けた上で一人一人に細分化したタスクを割り振る
・一人を指名して質問する(わからない・時間がないなら、その旨を回答してもらう)