技術とか戦略とか

SIerで証券レガシーシステムを8年いじってからSESに転職した普通の文系SEによる技術ブログ。

2020年10月01日-東証ArrowHead障害まとめ

ニュースや東証の会見をまとめたものです。
 
・2020/10/01の9時前(取引開始前)、東証ArrowHeadの相場情報システムで障害発生。
・原因は機器のハード障害である。
・機器は多重化されており、フェールオーバー(機器切り替え)も想定されていた。
・今回の障害は、自動でフェールオーバーすることができない障害の出方をしていた。
・手動でのフェールオーバーは可能であり、手順も用意されていた。
・フェールオーバーのテストも事前に行っていた。
・システム全体の整合性を保つことを優先し、当日中の障害復旧は行わなかった。
 (復旧による二次障害を防ぐことを優先した)
・障害発生当日は、市場は開いていたが全銘柄注文が付かなかった、という扱いとした。
・翌日より、通常通り取引可能な状態とすることとした。
・主要プレイヤー(証券会社等)からヒアリングを行った上で上記の決定となった。
・翌日の早朝(恐らく7時頃)、ホームページや広報を通してシステム状況を通知する。
 
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個人的に気になったこと。
・終日取引停止はBCPとして事前に想定されたものなのか否か。
 (BCP=事業継続計画。不足の事態が発生した際の対応を事前に検討したもの。)
・想定されたものである場合、BCPを関係者に事前に通知していたのか。
・想定されていなかった場合、整合性の問題がなぜテストで見つからなかったのか。