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unix/linux:ファイルを読み取り専用で開きたい時はviewコマンドで開く

unixlinuxでは、viコマンドを発行するとファイルをviエディタを開いて読み取り・書き込みが可能になります。
しかし、読み取りのみを行いたいのであれば、viコマンドではなくviewコマンドで開くべきです。
 
というのは、viコマンドで開くと、誤ってファイルを作成・上書きしてしまう恐れがあるからです。
ありがちなミスは、「存在していないファイルを存在していると思い込みviコマンドで開く→空の画面が出てファイルが存在していないことに気付く→viエディタから抜ける時に!wqで抜けてしまう→空ファイルが作成されてしまう」というミスです。
もし、ファイルの存在チェックを行うバッチが別に走っていたら、異常終了の原因になります。
本番環境はもちろん、開発環境でも他の開発者に迷惑をかけてしまうので、このようなミスを防ぐためにも、意図的に編集を行うわけでないのであればviewコマンドで開くべきです。
 
ちなみに、数行~100行程度のファイルを目検で見るだけであれば、viewコマンドの代わりにcatコマンドやmoreコマンドで見た方が手軽だったりします。