技術とか戦略とか

証券レガシーシステムを8年いじってから転職した普通の文系SEによるブログ。技術のみではなく趣味の戦略考察についても。

情報処理技術者試験の点数と実際の理解度(私見)

前回の記事で「基本情報と応用情報は実態として同レベルなのではないか」という話をしたので、それに関連してもう一つ実態の話をしようと思います。
試験に余裕で合格するのとギリギリ合格するのとでは差がありすぎるのでは、という話です。
 
情報処理技術者試験では、高度情報の論文試験を除いて、6割以上の得点で合格することができます。
しかし、逆に言うと「10を聞かれたうち、4は答えられない若しくは間違えている」という状態でも合格できてしまうので、ギリギリ合格した程度だと、それだけ知識が不正確、若しくは得意不得意がはっきりしている状態と言えます。
実務では、正直これでは心もとないです。
合格してからが本当の勝負で、9割程度の得点を取れるぐらいまで理解度を高めないとその試験区分を本当に理解した(実務で使いこなせる)とは言えないと個人的には思っています。
 
私自身の話をすると、以下の通りです。
 
-----------------

 

  • 基本情報
    8割程度の点数で合格。
    それでも当時は丸暗記に頼っていた部分はあり、試験で問われている内容の意味や意義を本当に理解したのは実務を初めて4~5年経ってから。
    また、当時はアルゴリズムの問題が苦手で感覚で解いてた感があり、疑似言語の問題を理解して解けるようになったのは応用情報を受ける段階になってから。午後試験で出てくる言語の文法を理解したのは実務を初めて2~3年経ってから。
     
  • 応用情報
    基本情報に合格してから半年後に受験し、7割程度の点数で合格。
    基本情報と同じく、試験に合格した当時はまだ問われている内容の意味や意義というものを理解していなかった。
     
  • DBスペシャリスト
    6割ギリギリの点数で合格。
    正規化理論だけで合格したようなもの。
    DBAに関しては素人のような意見しか出せなくて情けなくなってくる。
     
  • セキュリティスペシャリスト
    午後Ⅱで2点足りず不合格。
    (技術者として)一般常識的な知識しかなく、専門的な知識はないので、確かに私のようなのは合格させてはいけない気がする。
     
  • ITアーキテクト
    午後Ⅱの論文試験で不合格。
    一般的な知識しかなく、専門家としての文章は書けないので、確かに(略

 

-----------------
 
基本情報や応用情報で問われる知識は実務(SIerの技術職)でも良く使うので、合格した後も知識をブラッシュアップすることを個人的にはおすすめしたいです。
私の経験上、ギリギリ合格した程度だと実務にあたって知識がまだまだ不足しているはずなので。
 
逆に、高度情報で問われる知識は、実際にその分野の専門的な仕事に就かないと得た知識を使う機会(ブラッシュアップしようと思う動機)があまりありません。
頑張れば専門を固めずともギリギリ合格することは可能ですが、ギリギリ合格する程度だと専門外の人と大差なかったりもするので、高度情報を目指すのは専門を固めてからでも遅くはないと思います。
 
個人的には、経営的な所に興味がある(その分野の専門に進みたい)ことが分かってきたので、ITストラテジストや、情報処理技術者試験の範囲外にはなりますが中小企業診断士(応用情報合格で一部試験免除)を将来的には目指したいと思っています。