仕事に関係のない記事ですみません。
過去に麻雀のルールを一読して戦略系の記事にしたのですが、役の一覧まで目を通せていなかったので目を通しました。
その上で、麻雀の役を自分なりに分類してみます。
なお、ローカルルールは取り扱わないことにします。
麻雀の複雑性は役の多さにあるので、役に着目することで戦略が具体的に見えてきます。
【麻雀の役一覧】
「麻雀豆腐」様の「麻雀の役 一覧表 シンプル見やすい!」を参照しました。
http://majandofu.com/mahjong-hands-simple
【門前】
鳴いていない状態(ポン、チー、明カンをしていない状態)のことを門前と呼ぶ。
門前でないと成り立たない役や、門前で成り立つが翻が下がる役は少なくなく、門前のままアガることで高い翻を得やすい。
なお、門前のままロンアガりすると門前加符として10符が与えられ、ツモアガりすると役がつく。
・門前清自摸和(メンゼンチンツモ) 1翻 門前のみ
門前のままツモアガりするとこの役がつく。
リーチやピンフ等と両立しやすい。
【リーチ系】
他にアガれる役が揃わない場合や、リーチを宣言することで役をつけてアガることができる。
その他、翻を追加したい場合にもリーチが有効となる。
ただし、リーチ状態になると自分の手の13牌は動かせなくなるので注意が必要。
・立直(リーチ) 1翻 門前のみ
テンパイの時にリーチと宣言し1,000点棒を供託し、
ツモかロンでアタマ+順子or刻子or槓子4面子を揃えると成立。
一巡目にリーチをかけるとダブルリーチの役がつき+1翻。
リーチしてから一巡目までにツモまたはロンでアガると、
一発(イッパツ)の役がつき+1翻。
(その一巡で誰かがポン、チー、明カンしていると不成立)
供託した1,000点棒はアガったプレイヤーが獲得する。
(流局した場合は次の局に持ち越し)
リーチすることで、ドラだけでなく裏ドラによる翻も乗る。
【タンヤオ】
数牌の2~8のみを使ってアガりの形を完成させると役が付く(通称タンヤオ)。
鳴きもOKのため、早アガリを狙う時に有効である。
他の役とも両立させやすく、その場合は高い翻を狙うことができる。
・断公九(タンヤオチュー) 1翻 鳴きOK
数牌の2~8のみを使ってアガりの形を完成させると成立。
単独で成立させる場合は、
【チャンタ系】
全ての面子とアタマに1・9・字牌を絡ませてると役がつく(通称チャンタ)。
チャンタと両立しやすい役をチャンタ系と呼び、タンヤオを狙えないようなあまり手牌が良くない時に狙いに行く手である。
全ての面子とアタマに1・9・字牌を絡ませ、
・純全帯公九(ジュンチャン) 3翻 鳴き2翻
全ての面子とアタマに1・9を絡ませ、
・混老頭(ホンロウトウ) 4翻 鳴きOK
1・9・字牌のみを使用しアガりの形を作ると成立。
単独で成立させる場合は、アタマ+刻子or槓子4面子を作ると成立。
1・9牌のみでアタマ+順子or刻子or槓子4面子を作ると成立。
【順子系】
順子を複数揃えることで役が成立することがあり、順子が揃いやすい場合は狙っていく価値がある。
ただし、門前のみの役が多いので注意が必要。
・平和(ピンフ) 1翻 門前のみ
4つの面子を順子で作り、
テンパイの時に両面待ちしている場合に成立。
・一盃口(イーペーコー) 1翻 門前のみ
同種の牌で同じ順序の順子を2面子、
・三色同順(サンショクドウジュン) 2翻 鳴き1翻
3種類(萬子、筒子、索子)の全てで同じ数字の順子を作り、
・一気通貫(イッキツウカン) 2翻 鳴き1翻
萬子、筒子、索子の何れか1種類で1から9まで揃え、
・二盃口(リャンペイコウ) 3翻 門前のみ
同種の牌で同じ順序の順子を2面子、これを2組作り、
加えてアタマを揃えると成立。
【染め物系】
萬子、筒子、索子のどれか一種類と字牌だけでアガりの形を作ると役になる。
萬子、筒子、索子の何れかに手牌が偏っている時に狙いに行く。
萬子、筒子、索子のどれか一種類と字牌だけで
萬子、筒子、索子のどれか一種類だけで
・緑一色(リューイーソウ) 役満 鳴きOK
緑色の牌(筒子の2、3、4、6、8と發)のみで
萬子、筒子、索子のどれか1種類で
[ 111 234 567 899 9+X(任意の数字) ]を揃えると成立。
【字牌系】
役牌で刻子or槓子を作るだけで役になり、鳴きもOKのため、早アガリを狙う時に有効である。
また、字牌を使うことで高い翻が乗る役もあり、状況次第でそれを狙うのも有効である。
・役牌(ヤクハイ) 1翻 鳴きOK
・小三元(ショウサンゲン) 4翻 鳴きOK
三元牌のいずれかをアタマとし、
字牌のみでアタマ+順子or刻子or槓子4面子を揃えると成立。
【刻子系】
刻子を複数揃えることで役が成立することがあり、刻子が揃いやすい場合は狙っていく価値がある。
・三色同刻(サンショクドウコウ) 2翻 鳴きOK
3種類(萬子、筒子、索子)の全てで同じ数字の刻子を作り、
・三暗刻(サンアンコウ) 2翻 鳴きOK
3つの刻子を鳴きをせずに作り、
・対々和(トイトイホー) 2翻 鳴きOK
通称トイトイ。刻子を4面子、加えてアタマを作ると成立。
4つの刻子を鳴きをせずに作り、加えてアタマを作ると成立。
【槓子系】
槓子を3回以上行うと役がつく。
・三槓子(サンカンツ) 2翻 鳴きOK
槓子3面子、
槓子4面子、加えてアタマを作ると成立。
・四槓流れ
2人以上のプレイヤーで合計4回カンを行うことで流局する。
ただし、1人のプレイヤーであればOK。
この場合は前述の四槓子の役になる。
【チートイツ】
対子(トイツ:2枚組)を7組揃えることで役となる。
対子が複数揃っている時にチートイツを狙いに行くと戦術に幅が出る。
・七対子(チートイツ) 2翻25符 門前のみ
対子を7組揃える。
(同種の牌が4つある場合は対子2組として認められない)
【国士無双】
13種類の1・9・字牌を全て1枚ずつ揃えて、更にその中のどれか1種類だけ2枚揃えると国士無双となり役満となる。
手牌がバラバラな時に狙いに行くと戦術に幅が出る。
13種類の1・9・字牌を全て1枚ずつ揃えて、
更にその中のどれか1種類だけ2枚揃えると成立。
・九種九牌による流局
13種類ある1・9・字牌の内9種類を揃えると、
流局を宣言することができる。
【カンでのアガり】
自分や他のプレイヤーがカンした時にアガると役がつく。
・嶺上開花(リンシャンカイホウ) 1翻 鳴きOK
カンしたときに補填する嶺上牌で
・槍槓(チャンカン) 1翻 鳴きOK
他のプレイヤーが加槓(※)した際に、
加えられた牌をロンすることができる。
そのロンでアタマ+順子or刻子or槓子4面子を揃えると成立。
【最後の牌でのアガり】
最後の牌でアガると役がつく。
・海底撈月(ハイテイ) 1翻 鳴きOK
最後の牌のツモで
・河底撈魚(ホウテイ) 1翻 鳴きOK
最後の牌をツモしたプレイヤーの打牌でロンし、
【最初の牌でのアガり】
最初の牌でアガると役満になる。
・地和(チーホウ) 役満 門前のみ
自分が子の時、
第一ツモでアタマ+順子or刻子4面子を揃えると成立。
・天和(テンホウ) 役満 門前のみ
自分が親の時、
配牌時の14枚でアタマ+順子or刻子4面子を揃えると成立。
【ドラ】
アガった時にドラと同じ牌を持っていれば、1牌につき+1翻が乗る。
ただしドラ自体は役にならない。