技術とか戦略とか

IT技術者が技術や戦略について書くブログです。

2018-08-01から1ヶ月間の記事一覧

java:CLASSPATHの基礎を調べてみた

そういえばCLASSPASSについて知識があやふやだな…自分が読んだ入門書にも書いてなかったしな…と思ったので、入門的な内容ですが簡単に調べてみました。 ・CLASSPATHって(ytp.ne.jp) http://www.ytp.ne.jp/tech/java/sineruka/classpath.html CLASSPATHとはど…

deleteの前にselectをしてミスを防ぐ

作業ミスを防ぐためのちょっとしたテクニックです。参考書にはあまり載っていない暗黙知的なテクニックで、運が良ければ先輩から教えてもらえるのですが、逆に言うと運が悪いと教えてもらえないかもしれないので、文章に起こします。 特にオートコミット(co…

JUnit:テストケース毎の初期化

JUnitで複数のテストを行う際、あるテストが以降のテストに影響を与えてしまうことがあります。あるテストが以降のテストに影響を与えると、テストの実行順を変えたりテストケースを変えたりするだけで今まで通っていたテストが通らなくなるので、望ましい状…

情報処理技術者試験対策「SQL(取得結果に対する条件判定)」

SELECT文で取得した結果に対して、CASE式を使用することで条件判定が可能です。条件判定を行うことで、SQL文の出力結果を変えることができます。プログラムのIF文の判定をSQL文の中で行っているようなイメージであり、プログラムを作るまでもない作業で使用…

java:2通りの例外の受け取り方

入門書にも書いてある内容ですが、COBOLやC言語にはない挙動なので備忘のためにまとめます。 【パターン1:catch文で例外を受け取る】①で例外が発生すると、catchに遷移する。 public static void main(String args) { try{ ① } catch(Exception e){ …例外…

JCLの紹介

JCL

もしもメインフレーム(ホスト)を使うシステムの担当になってしまったら、必ずと言って良いほどお世話になるのがJCLです。JCLとはメインフレームのプログラムを動かすためのスクリプトのようなものであり、Unixのシェルスクリプト、Windowsのバッチファイル…

COBOL概論

社内でCOBOLの概要について発表したので、資料を公開します。COBOLについて、背景とコーディングの簡単な説明を記載しています。視聴者の方が自力でリファレンスを引いて調べられるようになるのを目標に作成しています。 https://1drv.ms/p/s!AivF3bzWXOzuhH…

情報処理技術者試験対策「SQL(取得結果に対する演算子の利用)」

SELECT文で取得した結果に対して、演算子を使うことで文字列結合や計算が可能です。これを使うことで、プログラムで実装していたロジックをSQL文に組み込むことが可能になりますし、副問い合わせで使用すれば「抽出→抽出結果をプログラムで加工→加工した結果…

ゲーム理論:物事をゲームとして正しく認識するための方針

ゲーム理論は話だけ聞くと簡単そうに見えますが、実際に適用しようとすると色々な壁にぶつかります。一番最初に必ずぶつかる壁として、適用対象をゲームとして正しく認識することが困難という壁があります。この認識が誤っていると、ゲーム木や利得表を正し…

情報処理技術者試験対策「SQL(テーブル結合)」

今回はSQL文のテーブル結合について、例を出して簡単にまとめます。 情報処理技術者試験で出題されるのもありますが、内部結合と左外部結合は実務でも頻出です。プログラムを作る時に必要になるだけでなく、テストデータを確認する時に使用することもありま…

麻雀の役の分類

仕事に関係のない記事ですみません。 過去に麻雀のルールを一読して戦略系の記事にしたのですが、役の一覧まで目を通せていなかったので目を通しました。 その上で、麻雀の役を自分なりに分類してみます。 なお、ローカルルールは取り扱わないことにします。…

ゲームに熱中する心理的仕掛けとゲーミフィケーション

ゲームには中毒性を高めるための心理的仕掛けがあります。また、その心理的仕掛けを他分野に応用する「ゲーミフィケーション」と呼ばれる手法が現在注目を浴びています。今回の記事では、心理的仕掛けとゲーミフィケーションを簡単に書きたいと思います。 【…

java:絵文字を含む文字列を1文字ずつ切り出す

←こんな感じの絵文字を資料中に使うのが今の職場で流行ってます。 そういえば実務で絵文字を取り扱うシステムに携わったことがなかったので、興味本位で調べてみました。 ついでに、絵文字を含む文字列を1文字ずつ切り出すjavaのサンプルコードも作りました…

Excelでモンテカルロシミュレーションを試してみた

Excelでごく簡単なモンテカルロシミュレーションを試してみる記事です。 モンテカルロシミュレーションとは、ランダムな試行を繰り返すことで解に近い結果を導き出すもので、複雑で解を出すのが困難な問題に対して適用すると比較的短時間で解に近い結果を得…

ExcelでINSERT文を作成

Excelを使ってSQLのINSERT文を作成してみる記事です。 Excelの機能を使うことで、効率良く大量のINSERT文やUPDATE文等を作成できます。 臨時の運用対応ではデータが公表されてから30分以内にDBに反映させなければならない等、限られた時間でのデータ補正が必…

行動経済学の用語を1行ずつまとめる記事

行動経済学とは、人間の合理的ではない判断を研究する学問です。人間の行動を予測したり、人間の癖を把握して合理的な判断をしたりするために広く使われる学問です。今回の記事では、行動経済学の用語(概念、知見)を厳選し、1行ずつまとめます。どのよう…

C言語:NUL文字を含むファイルを1レコードずつ読み込む

ググっても出てこなかったのでメモ。 C言語でファイルを1レコード読む場合は、通常はfgetsを使用します。しかし、fgetsで読み込んだレコードにNUL文字(\0)が含まれる場合、読みこんだ文字列がNUL終端されてしまい、NUL文字以降改行コードまでの文字列を取得…

利得を代表する評価値の選定方法

ゲーム理論で分析する際、利得をどのように数値化するかが問題となります。「勝率」や「金額」といった、数値化された絶対的な基準で利得を求めるのが理想ですが、ごく簡単な状況でない限りこのような形で正確に利得を求めることはできず、多くの場合は主観…

情報処理技術者試験対策「SQL(制約関連の細かい文法)」

今回の記事では、実務ではなかなか見ることがないが情報処理技術者試験では出る可能性がある制約関連の文法を紹介したいと思います。 実務で良く見る制約としては、一意でなければならずNULL値も許可しない主キー制約(PRIMARY KEY制約)、値が一意でなければ…

麻雀未経験者が麻雀の戦略を分析してみた

会社で麻雀をプレイする方が何名かいらっしゃるようなので、麻雀における戦略を分析してみました。ちなみに、私はこの記事を書くまで麻雀のルールも知りませんでした。ルールの確認も、入門サイトを1時間眺めただけです。というわけで、あくまでも一般論か…

サクラエディタ:置換で使える参照機能

テストで使う機会があったのでメモ。 サクラエディタの正規表現を用いた置換では、ヒットした文字列を置換後で参照することが可能です。「$&」で、ヒットした文字列全体を参照します。また、置換前の文字列の指定で「()」で囲った部分については、「${1}」で…

ゲーム情報学の紹介

2013年に表題のテーマでパワポを作っていたのですが公開することができないので、当時のパワポをベースに新たに記事を起こします。 合理的な意思決定を実現する上で役に立つ学問分野の紹介です。 【ゲーム情報学の意義】 ゲーム情報学とは、情報学の知識をゲ…

gitとsubversionの違い

git

gitとsubversionの違いについて聞かれたので、せっかくなので記事にします。 今の現場でgitを使っているというのもあるので。 【git・subversionとは?】 gitもsubversionも共にバージョン管理システムであり、古典的なバージョン管理システムであるCVSから…